整理番号 499 書名 村上春樹精神の病と癒し 著者名 南富鎮著 出版者 春風社 出版年 2019 ページ数 350p 大きさ 20cm 注記   定価 \2,916 抄録 村上春樹の幾多の作品を登場人物の精神病理に焦点をあてて分析する。著者は「ノルウェイの森」の中でヒロインが入所する精神医療施設を入院森田療法実施施設をモデルにしたものとみている。 内容 はしがき／第1章　夢現象、青年期の危機、欠損−「納屋を焼く」「風の歌を聴け」「1973年のピンポール」／第2章　発病、精神科医、風景構成法−「中国行きのスロウ・ボート」「めくらやなぎと眠る女」／第3章　自閉、二つの世界、三つの主体−「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」／第4章　自己消失、アイデンティティ、旅路説−「象」「ピクニック」「象の消滅」「鏡」／第5章　徴候、予感、発作、病の不可逆−「パン屋襲撃」「パン屋再襲撃」／第6章　分裂症、森田療法、反精神医学、旅路の始まり−ノルウェイの森／第7章　幻覚、有徴、無徴、ブラック・ホール−「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」／第8章　象の帰還、宗教妄想、恩籠、不在の暴力性、対象喪失−「ねじまき鳥クロニクル」／第9章　旅路の終焉、物語の産屋、治癒の陥穽−「アンダーグラウンド」「undergroud 2」／あとがき／人名索引 購入のためのリンク Books 図書館へのリンク 公共図書館（国会図書館含む）　　大学図書館