新聞記事の探し方、コピーの入手方法 |
最新のニュースは@niftyなどのプロバイダのホームページやYahoo! JAPANなどの検索エンジンのホームページにも掲載されますが、過去のニュースとなると各新聞社のホームページでもごく最近のものしか掲載されていません。
新聞（原紙）も過去のものとなると図書などと違って、書店や新聞販売店から入手することは難しくなります。
そのため、過去の新聞記事を見るには図書館を利用するか、有料の新聞記事データベースを利用するかということになる場合が多くなると思われます。
少し大きい公共図書館では約１年程度は新聞（原紙）を保存してあるので、少し前の新聞記事を見る場合は期日を指定して、新聞（原紙）を出してもらうとよいでしょう。
それより、古い記事の場合は縮刷版を利用するのが一般的です。このホームページの掲載紙についていえば、朝日、毎日、読売、日本経済の各新聞の場合、戦後まもない時期から、月に１冊単位で、縮刷版を出しています。縮刷版は基本的には東京で発行される紙面を基本としているため、地方版の記事はこれでは探すことはできません。また、簡単な主題別の索引はついていますが、あまり使い勝手のよいものではなく、なにしろ、月単位に分冊されてしまっているので、掲載期日がある程度絞り込める場合でないと、便利には使えないでしょう。
産経新聞は縮刷版がありません。縮刷版のない代わりに新聞（原紙）を永く保管したり、紙面をマイクロフィルムにとって見られるようにしている図書館もあります。
また、各都道府県の県立図書館などではそれぞれの地方の地方版の記事をマイクロフィルムで見られるようにしている場合が多いようです。マイクロフィルムは見た目はカメラのロールフィルムのようなもので、マイクロリーダーという機械に投射して紙面を閲覧します。必要な場合はコピーをとることもできます。
なお、図書館により、縮刷版やマイクロフィルムの所蔵状況はさまざまなので、事前に所蔵状況をその図書館に問い合わせてから出かけられるとよいと思います。
基本的にはレファレンスという形で図書館の職員に相談されるのがよいと思います。資料に精通した図書館職員は各種の新聞記事索引、ＣＤ−ＲＯＭ、新聞記事データベースなどを使って目的の記事を探してくれるはずです。
最近では、朝日、毎日、読売、日本経済各社が固定料金制のデータベースを発売しており、これらを導入し、利用者自身が新聞記事を検索できる端末を用意する図書館も出てきました。
図書情報については無料で検索できるサイトが多数あるのとは対称的に、新聞記事情報は有料のデータベースを使用しないとなかなか有効な情報を得られないのが現状です。
各新聞社はそれぞれ、自社の過去の新聞記事が検索できる有料データベースを持っていますが、「日経テレコン２１」や「G-search」は多数の新聞の記事を横断的に同時に検索できるので便利です。
日本で新聞記事のデータベースが構築されたのは１９８７年頃であり、古い記事は検索できないのが一般的でしたが、最近は検索できる記事の遡及も進んでいるようです。また、現在では全国紙の地方版や多くの地方紙もデータベースで検索可能となっています。
森田療法に関する記事を検索したい場合はキーワードを「森田療法」と入力すれば、見出し、記事中に「森田療法」という語を含む記事を網羅的に拾ってくれます。検索対象の新聞を限定したり、期間を絞ったり、キーワードの範囲を「見出し」だけに絞ったりということもできます。検索対象記事の中から、詳細表示したい記事を指定すれば、記事全文を表示させることができます。
検索の都度、料金がかかる従量制のものもありますが、固定料金制のものも増えており、公共図書館で自由に利用できるケースも増えているようです。
利用に際しては、直接、データベース契約をする方法のほか、@nifty、BIGLOBE、so-netなどのプロバイダ経由での利用も可能となっているので、現在、ご自身が入会されているプロバイダのサービス一覧を調べてみることをお勧めします。
○新聞記事データベースＵＲＬ一覧
日経テレコン２１ http://telecom.nikkei.co.jp/
Ｇ−ｓｅａｒｃｈ http://db.g-search.or.jp/
森田療法を学習するセルフヘルプグループ、生活の発見会が２０００年３月に発行したパブリシティ。生活の発見会を中心とした森田療法関係の新聞記事、雑誌記事約４０編を掲載しています。
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